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◆ビデオ判定の規定

トップページ > ビデオ規定の規定

野球ではプレー中の審判の判定が、選手によるその後のプレーの選択に影響するため、デメリットなくビデオ判定が導入可能となる局面は、如何なる判定となった場合でもその直後にボールデッド(ボールを用いたプレーが行われない状態)となるケースに限られる。具体例として、観客席に入った打球が本塁打であるかファウルボールであるかの判定が挙げられる。

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メジャーリーグでは、2005年のポストシーズンで疑惑の判定があったことでビデオ判定の導入が考えられた。また、2006年11月15日(現地時間)のGM会議でも、判定検証のためのビデオ導入などが議題にあがった。本塁打の判定、およびフェア・ファウルの判定に用いるという方向で話が進んだ。そして、2007年11月6日(現地時間)にフロリダ州オーランドで開催されたGM会議において、本塁打の判定に限定したビデオ判定制度の導入が可決された(賛成25、反対5)。ビデオ判定の対象となるのは、フェンス際やポールぎりぎりの際どい本塁打の判定に限られ、打球がポールのどちら側を通過したのか、観客の妨害があったのか、フェンスのどの部分に当たったのか、などを審判が映像で確認することになる。



2008年8月27日、MLBのバド・セリグコミッショナーがビデオ判定を導入することを発表。アメリカ4大プロスポーツで最後の導入となった。初めにチェックを兼ねて28日のオークランド・アスレチックス対ミネソタ・ツインズ戦、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム対テキサス・レンジャーズ戦、シカゴ・カブス対フィラデルフィア・フィリーズ戦の3試合で採用され、その他の試合では29日から導入された。

2008年9月3日、トロピカーナ・フィールドで行われたタンパベイ・レイズ対ニューヨーク・ヤンキース戦で、初めてビデオ判定が適用された。6-3とヤンキースのリードで迎えた9回表二死二塁、アレックス・ロドリゲスがトロイ・パーシバルから放った左翼ポール上部への打球を三塁塁審ブライアン・ランジが本塁打とコール。レイズのジョー・マドン監督が抗議し、二塁塁審を務めていたチャーリー・レリフォード主任審判員がビデオ判定の適用を決めた。違う角度からの複数の映像を検証した結果、打球がポールの内側を通ったことを確認。判定は覆らず本塁打となった[5]。中断時間は2分15秒だった。なお、アレックス・ロドリゲスはこの本塁打で通算549本塁打となり歴代単独12位に浮上した。

2008年9月19日、ビデオ判定で初めて判定が覆された。同じくトロピカーナ・フィールドで行われたタンパベイ・レイズ対ミネソタ・ツインズ戦の4回裏1死一、二塁の場面で、レイズのカルロス・ペーニャの打球が右翼フェンス上部付近に当たりグラウンドへ落ちた。一塁塁審マイケル・ディミューロはファンが触ったとして二塁打と判定したが、ジョー・マドン監督が抗議しビデオ判定となった。4分10秒の検証の結果、二塁打から3ラン本塁打に訂正された。ビデオ判定が導入されてから3度目の適用例だった。
なおビデオ判定が08年8月に導入されて以降100本以上が対象となっている。


日本のプロ野球では、現場や各球団関係者から相当数の要望があったが、長らく導入されなかった。2006年6月11日の千葉ロッテマリーンズ対読売ジャイアンツ(巨人)戦で、李承ヨプの本塁打が取り消しになったことをきっかけとして、巨人がビデオ判定の導入を訴えたことにより、9月28日のコミッショナー事務局で開かれた事業委員会(委員長:清武英利巨人球団代表)でビデオ判定の一部導入が議論された。その後、10月2日のプロ野球実行委員会で12球団に提案され、特に異論はなく導入される運びとなり、2007年のオープン戦で本塁打の判定に関してビデオ判定を試験導入する予定だった。

予定では、審判員控え室にモニターのある球場でのテレビ中継のある試合に限って、予備審判を置き判定の補助を行うことになっていた(この試験導入に先駆けて2006年の日米野球でも試験導入された)。しかし、審判員控え室にモニターの設置されていない球場が2006年時点では3球場(ナゴヤドーム、横浜スタジアム、明治神宮野球場)あったことから、2007年3月6日に開催された実行委員会で、2007年度の試験導入は見送りとなった。以降は、モニターの設置を急ぎ、予備審判が映像などをチェックすることで、判定技術の向上に役立てることにした。


その後2009年7月6日に開催されたセントラル・リーグの理事会で、モニターの設置が済んでいない3球場にも装置を設置し、同年8月11日から試験的に導入されることとなり、同年11月11日に開催されたセ・リーグの理事会にてビデオ判定が2010年のシーズンから、本塁打に限り正式に導入されることが決定した。一方のパシフィック・リーグは導入に消極的であったが、同年12月7日の理事会で2010年のシーズンから本塁打に限りビデオ判定を導入することを決めた。こうして、ビデオ判定はセ・パ両リーグが同じ運用方法で行い、本拠地球場にのみ適用され、交流戦でも実施されることとなった。

適用第1号は、2010年3月27日、巨人対東京ヤクルトスワローズ戦(東京ドーム)における9回表にアーロン・ガイエルの放った打球で、バックスクリーン付近のフェンスに当たったため、当初はインプレーとして二塁打と判定されたもの。後にビデオ判定により「オーバーフェンスしていた」として本塁打に訂正された。パ・リーグ適用第1号は、翌28日の千葉ロッテ対北海道日本ハムファイターズ戦(千葉マリンスタジアム)の7回裏に西岡剛が打った右翼ポール際の打球で、こちらはビデオ判定後も当初の判定のまま(本塁打)となった。

一方、ビデオ判定により本塁打が取り消された初のケースとなったのは、同年5月1日の広島東洋カープ対中日ドラゴンズ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)の6回表に和田一浩が打った左翼ポール際の打球(この打球はポールの上空を通過したため、即座の判断が難しい打球であった)。また、その逆にビデオ判定によりファウルが取り消され本塁打となった初のケースは、同年5月13日の横浜ベイスターズ対千葉ロッテ戦(横浜スタジアム)の6回表に福浦和也が右翼ポール際へ放った打球だった。なお、ビデオ判定に使用される映像についての統一ルールはなく、当日の試合を中継しているテレビ映像を見て判断される。

学生野球・社会人野球では、都市対抗野球大会・選抜高等学校野球大会・全国高等学校野球選手権大会をはじめどの大会でも導入されていない。なお、現行の野球規則上は、ルール解釈に誤りがあった場合を除き、一度下された審判の判定は終局のものであり覆らないとされている。


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