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◆故意四球(敬遠)の規定

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故意四球とは、野球において投手が打者に対して、意図的に四球を与える行為につく記録である。故意四球は公認野球規則で定義されている用語であるが、日本では敬遠(けいえん)という俗称が一般に広く用いられている。


通常、守備側は打者をアウトに取ることを目的とする。しかし、打者の個人能力や試合の局面を勘案し、四球を与えて塁に送り出してしまう方が、最終的な勝利のために適切であると判断される場合には、意図的に四球を与えることがある。故意四球が通常の四球と区別され公式記録となるには後述の要件を備えていなくてはならないが、それら要件のすべてを満たさない場合でも、見た者に守備側の四球にしようとする意図が感じられるときには「敬遠」あるいは「敬遠気味」などと表現される。

故意四球はルール違反にあたる行為ではなく、相手に力を発揮させないようにするための立派な戦術の一つであるが、興行としてのプロ野球においては、故意四球を行っている最中に、投手に対してブーイングを行ったり野次を飛ばしたりする観客が多い。勝敗、特に優勝争いが関わる状況などの故意四球は許容されることも多いが、後述の打撃タイトルの阻止や過去の記録(本塁打数等)を保存するための故意四球やそれに類する行為に対しては、非常に強い批判が行われ、故意四球が与えられることが分かった打者の中には、抗議の意味も込めてわざと空振りし、ストライクにする選手もいる。記録妨害行為が大きな反響を呼び、コミッショナーやリーグの会長が厳重注意したこともある。

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故意四球時のルールと記録
公認野球規則では、捕手は投手が投球を開始するまで本塁の直後に位置しなければならないとされている。特に故意四球を行う際には、ボールが投手の手を離れるまではキャッチャーボックスから片足でも出してはならないとされており、これに違反すれば投手にボークが科せられる。したがって、投手はあらかじめ故意四球を行う旨を捕手と示し合わせ、捕手はある程度遠く離れた球が投げられても対応できるよう準備をする必要がある。

「捕手は投手のボールリリースまでキャッチャーボックス内に位置する」というルールは、近年、特に日本のプロ野球においてはおよそ守られていない。審判員も黙認していることが多く、現実に捕手がキャッチャーボックスの外に片足を出して構えているときに投手が投球しても、ボークと判定される事例はほとんど見られない。
記録上は、投球する前から立ち上がっている捕手に4球目のボールを、投手が意識して投げた時に「故意四球」として通常の四球と異なる記録がなされる(捕手の位置は問わない)。例えば、

1.勝負していたがストライクが入らず0ストライク3ボールとなったので、4球目の投球では捕手が立ち上がり、わざとボールを投げて打者に四球を与えた。
2.故意四球をしようと3つボールを投げたが、状況が変わったため勝負に転じストライクゾーンを狙ったものの、判定はボールで、打者に四球を与えた。
という2つのケースでは、前者は「故意四球」と記録されるが、後者は通常の「四球」が記録される。

なお、ソフトボールの国際ルールでは故意四球にしたいと思ったらそのことを球審に告げるだけでよく、投球の必要は無い(日本のルールでは投球しなければならない)。


故意四球を行うケース


故意四球によって攻撃側に対して1人または2人の走者を与えることは得点機会につながるので、守備側はそのデメリットが直接負けに繋がらず、かつそれを補うに足るメリットがある場合にのみ故意四球を行うことになる。以下のようなケースが典型的なものである。

1.攻撃側の選択肢を狭め、守備戦術が明確になる場合。故意四球を行う最も一般的なケースである。「走者二塁」「走者三塁」「走者二・三塁」(場合によっては走者一・三塁の場合も)のときに用いられる。守備側は一塁に走者を出すことで、もともと塁上にいた走者をフォースの状態にすることができ(フォースプレイを参照)、次の打者については一塁/二塁/三塁(満塁時は本塁も)に触球するだけでアウトを取れるため、守りやすくなるとされる。1失点も許されない場面で多用される。走者三塁のときは1人だけ故意四球にする場合と2人連続で故意四球にする場合とがあり、前者は試合中盤など2失点は避けたい場合、後者はサヨナラのピンチの場面で採られることが多い。故意四球によってすべての塁を埋めることを特に「満塁策」と呼ぶ。
2.次の打者の方が、投手にとって与し易い場合。例えば、4番打者(一般には最強の打者)に故意四球を与えて5番打者でアウトを取ることに期待する、あるいは8番打者に故意四球を与えて9番打者と対戦する(指名打者制ではないセントラル・リーグでは一般に9番が投手であるため、打撃能力は概して低い)ケースがある(同点やビハインド時の試合終盤では代打が送られる事も多いが、先発投手はたいてい5イニング以上投げるため、序盤では有効である。終盤であっても僅差でリードしていれば代打が出ないことも多い)。右打者には右投手、左打者には左投手が有利とされるため、打者の左右の兼ね合いも考慮されることが多い。
3.打者にストライクゾーンの球を投げることが得点に直結するほど危険であるような状況である場合。例えば、ボールカウントが先行して投手が全力投球でストライクを投げる余裕が無い場合に打者との勝負を諦めて故意四球をすることがある。例えば無死または一死で三塁に走者がいる(満塁の場合は除く)のにボールカウントが0ストライク3ボールなどにした場合が該当する。
4.記録・タイトル等に関わる場合。守備側の所属選手(または過去の名選手)が記録を保持し、あるいは個人打撃成績で上位にいる場合、それを追い越そうとする打者に対して故意四球を行い、記録や成績を向上させないようにするケースである。またこれに似たケースとして、盗塁王争いに絡んでいる選手が出塁した場合に、牽制悪送球やボークで走者を二塁に進め、盗塁を困難にするという戦術も行われたことがある。(盗塁王争いにおける故意のボーク疑惑を参照)
純粋に戦術的な観点から選択される故意四球策(第3項まで)は、日常的に行われていることもあり、戦術の一つとして広く認知されている。また実際には第3項までの状況の組み合わせで故意四球を行うかどうかは決定される。一方で記録に関わる故意四球は、チームの勝敗とも無関係であり単純に「身内の論理」であるという批判が強い。


故意四球の方法


故意四球を行うには、投手は意図的にボールと判定される投球を投げる必要がある。一般的な故意四球では、投手は明らかにボールと判定される投球をするために、そしてボール球を無理矢理打たれる事態を避けるために、打者から十分に離れた場所に投球する。捕球の準備のため、捕手は立ち上がった姿勢で投球を待つ。多くの場合、投手は捕手が捕逸しないよう緩やかに球を投げる。必要に応じて、捕手は本塁から外れた位置に移動して捕球する。これを4回繰り返すことで打者に四球が与えられ、故意四球が記録される。明確に外した場合は敬遠気味の四球と呼ばれるが、ある程度勝負に行った場合は「無理に勝負をしない」と表現されることがある。なお稀に打者が故意四球を意図した投球を強打して進塁してしまう場合がある。


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