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◆15秒ルールの規定トップページ > 15秒ルールの規定15秒ルールは、日本プロ野球で適用されているルールの1つである。15秒ルールは、無走者のとき、投手が捕手からボールを受けて15秒以内に投球しない場合に、球審がボールを宣告するというものである。このルールは、2009年より日本プロ野球において採用された。なお適用第1号は工藤公康(横浜ベイスターズ)である。
公認野球規則では8.04項で、投球の遅延に対する定めがある。これによれば、投手は無走者のとき、ボールを受けてから12秒以内に投球しなければならず、この規則に違反して試合を長引かせた場合に、球審はボールを宣告する こととされている。ここで、12秒の計測は、「投手がボールを所持し、打者がバッターボックスに入り、打者が投手に面したときから始まり、投手の手からボールが離れたときに終わる」としている。 この規則8.04項は、日本では2007年に改正されたものである。2006年までは、ボールを受けてから20秒以内に投球することとされ、また、計測の始まりと終わりも明確に定められていなかった。しかし、改正は行われたものの、日本プロ野球においては厳格な適用が行われてこなかった。 規則の厳格適用、また、日本の野球が国際大会等で「スピーディーに試合を行おうとする意識がない」「マナーが悪い」などの指摘を受ける、加えて日本プロ野球機構は環境省が推進する地球温暖化防止策に賛同しており、照明節約をはじめとする試合開催におけるエネルギー削減に努める、などの見地から、「投手が捕手からボールを受けて15秒以内に投球すること」という独自の運用を定めた。 特に15秒ルール制定の背景は試合時間短縮を主眼に置いたものであり、打者に対しても、「容易に打席を外してはならず、バッターボックス内で打撃姿勢をとろうとしなかった場合、球審はストライクを宣告する」(公認野球規則6.02)ことの厳格適用も求めている。[2]また試合時間短縮に向けての施策として、日本野球機構では攻守交代時間や投手交代時の準備時間短縮のための数値目標をあげるなどしている。 問題点 2009年1月19日のプロ野球実行委員会で決定、これを受けて30日に行なわれたセ・パ両リーグ審判合同会議で申し合わせが行なわれた。しかし、十分な議論を尽くしたとは言えない状況での発表であり、特に各チームの投手を中心に混乱が起こった。 審判員の適用基準にあいまいな部分が残っているという指摘もある。同年のオープン戦では、球審がベースの土を払っている間も計測が続けられ、15秒が経過したとしてボールが宣告された例がある。また「投手がボールを受けたらカウントが始まるのなら、『次のサインを決めてから捕手が投手に返球』するという抜け道もあるのではないか」など、プレーヤーや監督からも意見が挙げられている。
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