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◆第4アウトの規定トップページ > 第4アウトの規定第4アウト(だい4アウト、fourth out)とは、野球において、守備側が1イニング中に3個のアウトを取った後、さらにアピールプレイを行って成立させたアウトのことである。これを成立させることで、攻撃側の得点を無効にできる場合がある(公認野球規則7.10)。ルールでは、第3アウトの成立より前に走者が本塁に達していれば得点が記録される。ただし、例外として第3アウトが以下の場合には得点が記録されない(公認野球規則4.09)。
フォースアウト、または打者走者が一塁に達する前にアウトになった場合(先に走者が本塁を踏んでいても、同じプレイ中にアウトが成立すれば得点は記録されない)。前位の走者が塁を空過していたことによるアピールアウトの場合(それより後位の走者がアピールプレイが行われる前に本塁を踏んでいても得点は記録されない)。第3アウトの成立より前に走者が本塁に達していても、上記の例外に該当するアピールアウトを取る事ができる場合、さらに4つ目のアウトを取って得点を無効にすることができる。 なお、1イニング内で記録されるアウトは3個までで、第4アウトが発生した場合、3 個目のアウト成立までに起こったプレイの記録は取り消され、4個目のアウト成立までのプレイが記録上の第3アウトとなる。これはしばしば第3アウトの置き換えと呼ばれる。まれに、人的なミスによる第4アウトが発生することもある。第3アウトが成立したにもかかわらず、審判員等が気づかずにプレーすることで生ずることがあるが、この場合は第3アウト成立後の記録は抹消される。第64回全国高等学校野球選手権大会で審判員のミスによる1イニング4アウトが生じている。 事例 、アピールアウトがフォースアウトの場合 二死満塁で打者がレフトへ単打を放った。三塁走者はホームイン、二塁走者は三塁に触れたのち本塁に突入したが返球によりクロスプレイとなり、アウト(第3アウト)。このとき一塁走者は二塁を回り三塁へ向かう途上だったが、3個目のアウトを見てチェンジと思い、そのままベンチに向かった。なお、一塁走者は二塁を空過していた。 このままでは三塁走者の得点が記録されるが、守備側が二塁ベース(または可能なら一塁走者)に触球して二塁空過をアピールし、これが認められれば一塁走者はアウトとなる(第4アウト)。一塁走者にとっての二塁はフォースベースであるため、このアウトはフォースアウトである。したがって4個目のアウトが記録上の第3アウトとなり三塁走者の得点は記録されない。 この場合、左翼手・捕手などボールに関係した野手に補殺が、二塁に触球した野手に刺殺が、打者走者・二塁走者・三塁走者には残塁が記録される。また、打者の安打も取り消される。 事例、アピールアウトが非フォースアウトの場合 二死一・二塁で打者がライトに長打を放った。二塁走者・一塁走者はそれぞれ本塁に達していたが、二塁走者が本塁を空過していた。打者走者は二塁を蹴って三塁へ向かったが、ライトからの返球により、三塁で触球されてアウトになった(第3アウト)。 打者走者のアウトはフォースアウトではないので、このままでは二塁走者・一塁走者の得点が記録されるが、三塁から本塁に送球し、捕手が二塁走者の本塁空過をアピールしてこれが認められれば、二塁走者を本塁でアウトにできる(第4アウト)。この場合、二塁走者のアウトが記録上の第3アウトとなり、二塁走者の得点が認められないのはもちろん、二塁走者よりも後位の走者である一塁走者の得点も取り消され、結果0点となる。この場合、右翼手・三塁手などボールに関係した野手に補殺が、捕手に刺殺が、一塁走者に三塁残塁が、打者には二塁打が記録される。
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