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◆野球用具のルール・規定
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【ルール適合でも微妙に差がある】
日本と米国ではボールが違うとよく言われますが、どちらも同じルールに適合はしている中で実際は微妙に
違っているというのが事実です。2004年オリンピックで使用された硬式ボールも大リーグ、日本のプロ野球、
韓国プロ野球で使用されるボールとは微妙に違っていたようです。 大リーグでは全球団が同一ブランドのボールを
使いますが、日本のプロ野球はホームチームが使用球を決めていいことになっています。
【軟式ボールは5種類】
日本で作られた軟式用のボールはゴム製で、A、B、C、D、H号の5種。A号は、一般用、B、C、D号は少年用の中空ボール。H号は中に空洞のない一般用の準硬式ボールです。
- | 直径(ミリ) | 重量(グラム) | 反発(センチ) |
---|---|---|---|
A号 | 71.5〜72.5 | 134.2〜137.8 | 85.0〜105.0 |
B号 | 69.5〜70.5 | 133.2〜136.8 | 80.0〜100.0 |
C号 | 67.5〜68.5 | 126.2〜129.8 | 65.0〜85.0 |
D号 | 64.0〜65.0 | 105.0〜110.0 | 65.0〜85.0 |
H号 | 71.5〜72.5 | 141.2〜144.8 | 50.0〜70.0 |
※反発は、150センチの高さから大理石板に落としたときの跳ね返り高さ。
【ボールの準備と適否】
ボールの適否の判断は、審判員が独断で行ってよいことになっています。ルール上は1試合につき1ダース以上のボールを用意し、試合中球審は少なくとも2個の予備ボールを持つように定められていますが、これらは厳密なものではありません。
新品の革製の硬式ボールは滑りやすく、またナイターでは白い色がまぶしいため、プロの試合では、試合前に特殊な砂などを用いて手でこね、滑り止めと光沢止めをしてから使います。これはその試合を担当する審判員の仕事で、試合前に1個ずつ手作業で行います。ちなみに、大リーグで使う砂はとある川底から採取されると言われていますが、その産地は秘密とされています。
【故意にボールを汚してはいけない】
ボールを故意に汚してはいけないこともルールで定められています。硬式ボールは、傷やドロ、異物が着くと劇的に変化してしまうからです。故意でなくても試合中にボールが傷ついてしまった場合にはひとつのプレーが完了した時点で球審が交換します。
大リーグの試合をテレビで見ていると、帽子のつばにやたらと触るピッチャーに対し、相手ベンチからクレームを受けるシーンを目にしたことがあります。どうやら過去に、グリースを指先につけるために、帽子のつばに仕込んでいた選手が実際にいたようで、その影響なのでしょうか。
【飛距離を伸ばす改造をしたバットの使用は反則行為】
▼物干しバットは使用OK?
バットには木製、金属製、接合(木片または竹の接合)の3種類があります。プロ野球は木製のみ使用可、アマチュア野球では金属製や接合の使用が認められている団体もあります。木製バットは、なめらかで丸い一本の棒で作られているのが基本で、長さは42インチ(106.7センチ)以下、最も太い部分が2インチ4分の3(7センチ)以下と決められています。実際プロが使っているバットは84〜86センチくらいですから、こんなに長いバットはめったにありません。
【滑り止めは端から18インチまで】
先端をえぐったカップバットは、深さ、形、直径がルール内であれば使えます。また、グリップ部分は端から18インチ(45.7センチ)までなら滑り止めの加工をしてもOK。
これに適合しないバットの使用を審判員に発見された場合、使用を禁止されるだけで、アウトになったり退場になったりはしません。ただし、飛距離を伸ばす改造を施した場合は、厳しい処分を受けます。
【ピッチャーは白とグレーのグラブを使ってはいけない】
▼市販のグラブに問題はあるの?
野球はもともと素手でプレーしていたスポーツです。捕球道具としてグラブをつけた選手が初めて現れたのは1875年ごろで、1895年に大きさなどが初めて制限されました。現在のルールでは、グラブ・ミットの重さや色(ピッチャー以外)については自由ですが、大きさや網には決まりがあります。基本的には、バットやボール同様、一般に市販されているものであれば問題ありません。
【ピッチャーのグラブの色のみ制限】
現在、スポーツ店にはさまざまな色のグラブが並んでいます。昔と比べるとかなりカラフルになりましたが、注意しなければならないのは、ピッチャーが使うグラブの色です。
視覚的にバッターを惑わせてはいけないという理由で、ピッチャーのグラブは縫い目や締めひもなども含めて、全体が1色でなければなりません。 白とグレーは使用が禁止されています。ボールの色と区別がつきにくく、バッターがボールをみづらいからです。
【ユニフォームはチームで統一 シューズ、ヘルメットは安全優先】
▼ユニフォーム
・同じチームのプレーヤーは、同色、同形、同デザインのユニフォームを着る
・6インチ(15.2センチ)以上の大きさの背番号をつける
・ユニフォームの色と違う色のテープ、ボールと紛らわしい模様をつけてはいけない
・ガラスのボタンやピカピカ光る金属をつけてはいけない
▼シューズ
・先のとがったスパイクをつけたシューズは使用禁止
・かかとやつま先に、けがなどの危険性がある特別な部品をつけてはいけない
▼ヘルメット
・バッターは必ずヘルメットをかぶる。プロ野球、大リーグは基本的に片耳つき、アマチュアは各団体によるが両耳つきが一般的
・キャッチャーは守備中に防護用のヘルメットをかぶる
▼商標の制限(プロ以外)
・プロ野球以外では、ユニフォームに宣伝広告の布切れや図案をつけてはいけない。
その他の用具についても、商標などの大きさが規制されている
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