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◆試合の基本ルール

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ゲームの勝利条件

【試合の目的、勝利条件】
野球の試合を行う目的は、いうまでもなく、相手チームより多くの得点を記録して勝つことです。
チームは、ひとりの監督のもと、9人以上のプレーヤーとふたりのベースコーチによって構成します。
ベンチ入りできる人数は各団体によって決まっています。ベースコーチについては、プロ野球では特定しますが
(監督が行ってもOK)、アマチュアの場合は必ずしもその必要はありません。

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【21点先取制が野球の原点】
現在につながる最初のルール(ニッカーボッカー・ルール)がアレキサンダー・カートライトによって1845年に作られたとき、試合は「21点先取制」で行われていました。「試合は21点で成立するが、終了時には、両チームとも同数のアウトを終えること。(試合は一方が21得点するまで続けられる)」(ニッカーボッカー・ルール第2条)。

必要人数と守備位置の規定

【プレー宣告時に後攻チームの9人は守備位置につく】
試合を行うには、監督ひとり、プレーヤー9人以上、ベースコーチふたりが必要です。プレーヤーが9人そろわないときはフォーフィッテッドゲーム(没収試合)となり、相手チームの勝ちとなります。 試合は、球審の「プレー」の宣告によって始まります。このとき後攻チームは、9人のプレーヤーが所定の守備位置につきます。9人の内訳は、ピッチャーとキャッチャーがひとりずつ、内野手が4人、外野手が3人です。キャッチャーを除く8人は、フェア地域にいなければいけません。 先攻チームは、1番バッターがバッターボックスに入り、ふたりのベースコーチが1塁側、3塁側それぞれの位置につきます。

ベンチ入りの規定

【プレーなどをするとき以外はベンチの中にいるのが原則】
▼ベンチ入りできるプレーヤーはプロ野球では25名
ベンチに入れる人数は、各団体によって決められています。たとえばプロ野球の場合、ベンチ入りできるプレーヤーは最大25名。高校野球の全国大会は2003年の改正で現在は最大18名です。プレーヤー、監督、ベースコーチ以外のマネージャー、トレーナーなどについても、ベンチ入りの可否と人数が定められています。
 
▼ベンチの外に出ていると退場になることも
試合中、プレーヤー、監督、ベースコーチは、グラウンドに出てプレーなどをする以外は、基本的にベンチの中にいなければなりません。これに違反すると、審判員に警告を受け、従わない場合は退場となります。ベンチ入りを許されていない人間がベンチに入った場合は、審判員が即刻退場を命じます。もちろん、観客席などフェンスの外からサインや指示を出すことも許されません。野球は「囲いの中でおこなわれる」(規則1.01)ことが原則だからです。

ベースコーチの規定

【コーチスボックスを出てもプレーを妨げない範囲ならOK】
▼アマチュアはプレーヤーもベースコーチができる
攻撃をしているチームは、1塁側と3塁側にそれぞれひとりのベースコーチを置くことになっています。ベースコーチは、ファウル地域に設けられたコーチスボックスにつきます。プロ野球の場合は、ベースコーチを特定し、その人間と監督以外はベースコーチができません。一方、アマチュア野球では特定する必要がなく、監督はもちろん、プレーヤーがベースコーチをすることができます。
 
▼ボックスを大きく出なければ問題なし
 ルール上、ベースコーチはコーチスボックスの中にいなければなりません。ボックスの外側に出ることはもちろん、片足を出すことも禁じられていますが、実際には、ボックスを出てプレーヤーに指示することが日常的になっています。本来、相手チームの監督が異議を申し出れば審判員は注意を与えてボックスに戻しますが、プレーを妨げず、目立たない範囲であればボックスを出てもよいことが、ごく普通になっているのが現状です。

競技中の禁止事項

【過度な暴言や妨害行為には退場処分が下される】
▼「紳士のスポーツ」が基本思想
野球はスポーツ精神に則った「紳士のスポーツ」です。正々堂々と、実力で勝負するのが基本思想。
これに反する行為に対しては退場処分を含めたペナルティを受けることもあります。
競技中のプレーヤー、監督、コーチなどが守らなければならないおもな禁止事項は、次のとおりです。
 
@観衆を騒ぎたたせるようにあおってはいけない
A相手チームのプレーヤー、審判員、観衆に対して悪口を言ったり、暴言を吐いたりしてはいけない
B言葉や動作で相手投手のボークを誘ってはいけない(このときのボークは無効)
C審判員に故意に接触してはいけない
D野手は、相手打者の目につくところで故意に打撃の邪魔をしてはいけない
 
ベンチにいるプレーヤーが審判員の判定に激しい不満を表したときは審判員は警告を与え、それでも収まらない場合はペナルティを適用することができます。ベンチにいるプレーヤーが審判員の判定に激しい不満を表したときは、審判員は警告を与え、それでも収まらない場合はペナルティを適用することができます(野球規則参照)。

退場処分の規定

【試合の進行を妨げる行為は退場処分になる場合がある】
▼審判員への暴言や暴行が試合を遅延させたら退場処分
プロ野球では、監督やプレーヤーの退場シーンがしばしば見られます。中でもいちばん目につくのは審判員の判定に対して暴言を吐いたり、暴行をはたらいたりする場合ですが、これらの行為が円滑な試合の進行を防げると審判員が判断した場合は、審判員は退場処分を下す権限を持っています。監督、プレーヤーなどは、審判員から退場処分を受けて試合から除かれた場合、直ちにグラウンドを去り、それ以降の試合に関わってはいけません。
 
▼出場停止中はダッグアウトに入れない
退場者はクラブハウス内にいるか、ユニフォームを脱いで競技場構内から去ることになります。スタンドに座ることも許されていますが、その場合は、自分のチームのベンチやブルペンから離れて席を取らなければいけません。出場停止中の監督、プレーヤーなどは、試合中、ダッグアウト、クラブハウス、新聞記者席に入ることも禁じられています。

メンバー表の交換の規定

【試合開始5分前に監督はメンバー交換を行う】
▼提出する打順表は正副2通
試合開始予定時刻の5分前になったら、両チームの監督は本塁へ行き、審判員を迎えてメンバー表の交換をします。
手順は次のとおりです。
 
@ホームチームの監督が、球審に2通の打順表を手渡す
Aビジターチームの監督が、球審に2通の打順表を手渡す
B球審は、受け取った打順表の正本と副本が同じかどうか確認した後、相手チームの監督にそれぞれ打順表の副本を手渡す。これによって、打順が確定する。
 
 以上のやりとりを経て、球審の手元に残るものが、正式の打順表となります。大リーグはルールブックに記されたこのやり方を採用していますが、日本のプロ野球ではメンバー交換の時間がもっと早く、試合開始の約40分前に行われるのが慣例となっています。 塁審の立合いのもと、両チームのヘッドコーチ等がバックネット前でメンバー表交換を行うことも正式ルールとは若干違う点です。日本のアマチュアの場合は、メンバー表を交換する時間がもっと早く、試合開始の1時間程度前にメンバー交換を済ませるのが一般的です。大会等の運営をよりスムーズにすることがねらいです。
 
▼メンバー交換が完了した時点で全責任は審判員に託される
交換した打順表に明らかな誤りがあったときは、球審はそのチームの監督かキャプテンにその旨を伝え、訂正させます。たとえばプレーヤーが8人しかいない、メンバー表の上での誤記でセンターがふたりいた、などの場合です。 打順表が球審に手渡された時点で、競技場の全責任は審判員に託されます。以後、試合の打ち切りや一時停止などについて、球審が唯一の決定者となります。

選手交代の規定

【プレーヤーの交代はボールデッドのときに行う】
▼交代は監督が球審に告げる
プレーヤーの交代は、ボールデッドの状態であれば基本的にはいつでもできます。おもな決まりは次のとおりです。
 
@プレーヤーが交代する場合、まず監督はその旨を球審に告げる。代わって出場するプレーヤーは、退いたプレーヤーの打順に入る
A守備側チームのプレーヤーが同時にふたり以上代わった場合、監督は打順を球審に伝え、球審は公式記録員に伝える
B交代通告を受けた球審は、その内容を発表する
Cいったん退いたプレーヤーは、ベンチに残ってよいが、その試合に再び出ることはできない。ピッチャーのウォームアップの相手はしてもよい
Dプレーヤー兼監督は、交代で退いた後ベースコーチをやってもよい。アマチュア野球ではプレーヤーがベースコーチになることも認めている場合がある。
Eピッチャー以外の野手が負傷退場した場合、代わりのプレーヤーは5球までウォームアップができる
 
▼ピッチャーの交代
@先発ピッチャーは、第一打者がアウトになるか1塁に達するまで投げなければならない(負傷や病気の場合を除く)
A救援ピッチャーは、最初の打者がアウトになるか一塁に達するまで、あるいは攻守交代になるまで投げなければならない(負傷や病気の場合を除く)。「代打の代打」は許されるが「救援の救援」は許されない
B同じイニング内で、ピッチャーが守備位置を代わった場合、再びピッチャーになる以外、他の守備位置には代われない。また、再びピッチャーになったときは、他の守備位置には移れない
 
▼交代発表のないプレーヤーの扱い
交代して出たプレーヤーは、たとえその発表なくても、次の時点から試合に出場したものとみなされます。
 
@ピッチャーは投手板上に位置したとき
Aバッターはバッタースボックスに位置したとき
B野手は退いた野手の普通の守備位置についてプレーが始まったとき
Cランナーは退いたランナーが占有していた塁に立ったとき

コーティシーランナーの規定

【ひとつ前の打順のプレーヤーがコーティシーランナーになる】
▼プロはコーティシーランナー禁止
塁に出たランナーが負傷などで走れなくなった場合、治療を行う間、選手交代をせず、一時的に試合に出場しているプレーヤーが代わりにランナーを務めることを 「コーティシーランナー」といいます。臨時代走のことです。 プロ野球、大リーグでは、以前はコーティシーランナーが認められていましたが、1950年のルール改正によって現在は禁止されています。ただし、アマチュア野球ではいまだに認められている場合が多くあります。
 
▼4番が負傷したら3番が通常、コーティシーランナー
コーティシーランナーを出す場合、通常退くプレーヤーのひとつ前の打順のプレーヤーが代わって出ます。 たとえば、ヒットで塁に出た4番バッターが野手と交錯するなどして負傷した場合は、3番バッターが代走に出ます。もし、3番がすでに塁に出ているときは、2番が、さらには1番がというように、打順をさかのぼって代走を決めます。

指名打者の規定

【ピッチャーの代わりに打者を指名できる】
▼採用はリーグ単位
指名打者制度とは、ピッチャーの代わりに他のプレーヤーが打ってもピッチャーは続投できる、つまりピッチャーの代わりの打者を指名できる制度です。プロ野球ではパシフィックリーグ、大リーグではアメリカンリーグが、指名打者制を採用しています。

▼指名打者が消滅するケース
指名打者は”ピッチャーの代わり”ですから、たとえば「ライトの代わりの指名打者」というのはありません。
指名打者に代打、代走が出た場合は、代わったプレーヤーが指名打者を引き継ぎます。
また、次の場合は指名打者が消滅します。

@指名打者が守備についた場合
Aピッチャーが他の守備位置に代わった場合
Bピンチヒッターがピッチャーになった場合
Cピッチャーが指名打者の代わりに打撃をした場合


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