野球のルール.com 野球の基本ルールや判定、ゲーム進行に関するルールやユニフォームなどの用品まで、当サイトを利用してしっかりと野球のルールを覚えてもっと野球を楽しみましょう!!
Total:    
野球基本規定
野球場(グラウンド)
競技場固有のルール
野球用具のルール・規定
試合の成立条件・試合規定
試合の基本ルール
審判員に関する事項
審判(アンパイア)の規定
ルールに関する重要規定
投手(ピッチャー)のルール
攻撃のルール
走塁のルール
覚えておきたいルール用語
様々なファールとフェア
スリーフィートオーバー
アピールプレイの規定
安全進塁権の規定
隠し球の規定
故意四球(敬遠)の規定
15秒ルールの規定
野球における接触の規定
ストライクゾーンの規定
第4アウトの規定
肉体的援助の規定
ファールチップの規定
野球用語解説

今人気の野球上達法
スポンサーズリンク

◆ストライクゾーンの規定

トップページ > ストライクゾーンの規定

野球ルールではストライクゾーンを「打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間」と定めている。この空間は、すなわち本塁の形を底面とした五角柱と考えればよい。球審は、この空間を通過したと判定した投球(一部分でもかすめればよい)を打者が打たなかった場合はストライクを、通過していないと球審が判定した場合はボールを宣告する。
愛甲猛が教えるバッティング上達指導法
■最新の野球上達情報を大公開!!
西武黄金時代の強打者コンビが教える「野球」7日間スラッガー養成プロジェクト
プロ野球選手コンディショナーの森部氏が教える、バッティング・パワーアップ・プログラム
萩原流素人のお父さんでもお子さんをチームで一番のバッターにする、バッティング指導法!
元ソフトバンクホークス一軍走塁コーチ島田誠式少年野球走塁盗塁テクニック
元千葉ロッテエースジョニー黒木の"短期間で球速15kmをあげる"魂のエース育成プログラム
少年・中学野球、草野球、あらゆる軟式野球の戦術必勝法を網羅した「軟式野球の兵法」
その他の野球上達ノウハウはこちらからご覧になれます

ストライクゾーンの上部、およびストライクゾーンより上方を「高め」と呼び、ストライクゾーンの下部、およびストライクゾーンより下方を「低め」と呼ぶ。また、ストライクゾーンの打者に近い部分(投手から見て、右打者の場合右側、左打者の場合左側)、およびストライクゾーンより打者に近い方を「内角(インコース)」と呼び、ストライクゾーンの打者から遠い部分(投手から見て、右打者の場合左側、左打者の場合右側)、およびストライクゾーンより打者から遠い方を「外角(アウトコース)」と呼ぶ。

打者が投球を打つ時、高めへの投球はフライになりやすく、低めへの投球はゴロになりやすい。また、内角への投球の方が外角への投球より安打にしやすいことが多い。とくに強打者への内角球はホームランになりやすい。日本のアマチュア野球では、アマチュア野球内規により、低めに関してはボール全てがストライクゾーンを通過しないとストライクにはならない(要するに低めはボール1個分ストライクゾーンが高い)と決められていたが、2009年よりこの規則が廃止され、アマチュア野球でも公認野球規則に規定の通りにストライクが判定される。



投球判定における実際


実際の試合においては、投球を判定する球審の裁量で決定される。当然ながら、現実にストライクゾーンの枠や線が設けられているわけではないので、公認野球規則に示されている基準と球審の判断との間に誤差が生じたり、球審を担当する者の間に個人差が生じたりすることもありうる。

公認野球規則の原書であるOfficial Baseball Rulesにおいては、「The STRIKE ZONE is that area over home plate」と書かれている。2000年シドニーオリンピックやIBAFワールドカップ、世界大学野球選手権大会などでも審判員を務めた経験のある小山克仁によれば、エリアとは「おおむねこの周辺」という意味で、つまり「打者が自然体で打てる範囲がストライク」と言うかなりアバウトな考え方であって、審判員が「そこは打てるだろう、打てよ」とジャッジした場合は、ストライク・コールが可能だとしている。

平林岳らによると、2000年以前は、打者がガンガン打って行くスタイルを好むアメリカMLBでは、日本プロ野球(NPB)よりストライクゾーンが外角にボール1個分広いとといわれていたが、2001年度からクエステック・システムが導入されたこともあり、2008年現在ではルールブック通りのストライクゾーンを適用しているという。これは、同システムによってジャッジの正否を一球ずつ査定されるようになったからであるとされており、それゆえにそう広く取ることはできず、実際1990年代と比較すると大分狭くなっている。とは言え、完全に画一化されたわけではなく、依然として外側を良く取る球審が居ることもまた事実である。特にラズ・ディアズ、ジム・ウルフ、ジェフ・ネルソンらはストライクゾーンが広く、投手有利(打者不利)な球審として広く知られている。一方、教育・育成の場でもあるマイナー(特に低レベルなルーキーや1A)では、かなり広目にストライクを取って行く傾向がある(外角にボール1個半広い)。

日本プロ野球においても、それまではベルト付近が上限だったストライクゾーンを2002年に公認野球規則の通りに改めたが、2003年シーズンでは元に戻った。パ・リーグでは、2007年度から外角にボール1個半広がった新しいストライクゾーンを採用した。交流戦によって違うリーグの審判の判定を受けるケースが多くなり、選手からセントラル・リーグと比べてストライクゾーンが狭いという意見が出たためである。また、オリンピックなどの国際大会において「日本独自のやり方や解釈は通用しなくなっており、国際基準を視野に入れながら思考・行動する必要がある」という日本野球規則委員会の判断から、ストライクゾーンも含め、さまざまな面で野球規則適用上の解釈の修正が行われている。

ただし、前述の小山克仁によると、「外国人ジャッジのゾーンが広いとはさして思えず、むしろ狭いと感じることすらある、そもそもゾーンの広さが話題に上がるのは日本だけで海外ではまずありえない」と言う。また、視点をひるがえして外国人ジャッジから日本選手を見た場合、正直評判は芳しくない、とも述べている。その理由として、「日本人捕手はボールをストライクに見せかけようとしてミットを頻繁に動かしたり、逆に際どいコースをボール判定された時、無言の抗議としてしばらく動かないことが良く見受けられるが、そのような行いは海外では審判員に対する侮辱行為と解釈されている、心象を悪くするだけでメリットは何一つない、更に日本は試合時間が長過ぎる(打者が打席に入るまでが遅い、投手の間合いも長い、牽制球も多い)こともネックだ」と説いている。なお、ジャッジの正確さと言う点ではNPBが一番ではないか、とも付け足している。


■最新の野球上達情報を大公開!!
1日10分7日間の練習でバッティングが飛躍的に上達します元プロ野球選手が教えてくれるバッティングのコツ。すでに、この方法で少年野球か社会人まで打率が大幅にアップした打者が続々と誕生しています。
「野球」7日間スラッガー養成プロジェクト
 
野球・ソフトボールに長年携わってきた沢村遼が、あなたのために走塁・守備上達方法を伝授します!あなたも沢村遼の【無料】野球上達メールマガジン&メルマガ講座を受講しませんか?メールアドレスのみ簡単に登録!
沢村遼の野球上達メルマガ講座

※その他の野球のルールはトップページもしくはメニューからどうぞ。
野球のルール.com
Copyrightc2010野球のルール.com All rights reserved.【掲載の記事・写真などの無断複写・転載等を禁じます。】
inserted by FC2 system